2022年には左膝の大怪我を負い、シーズンを棒に振るという苦難も経験しましたが、懸命なリハビリを経て2023年に復帰。
しかし、このシーズンは度重なる怪我に悩まされ、満足な成績を残すことができませんでした。
それでも、チームのムードメーカーとして、グラウンド内外で存在感を示しています。
たとえば、守備位置であるホットコーナーから投手に積極的に声をかける姿や、ベンチでも大声を張り上げてチームを鼓舞する姿が目撃されています。
栗原選手は50メートル6秒の俊足も持ち合わせていますが、2019年シーズンまで盗塁の記録はありませんでした。
2020年からは走塁面でも積極的にアピールし、チームに貢献しています。
近年は、三塁の名手として鳴らした松田宣浩選手の退団に伴い、内野手登録に変更になっています。
内外野どこを守っても働けるユーティリティープレーヤーとして、チームに欠かせない存在となっていますが、一方で「器用貧乏」と見られる可能性も秘めている点は留意が必要です。
2024年シーズンには、球団最多タイ記録となる40二塁打と20本塁打を記録するなど、打撃面で大きく飛躍しました。
小久保裕紀監督に誓った「打率3割」と、指揮官から追加された「30本塁打」を目標に、さらなる活躍が期待されています。